2012年11月7日水曜日

あばれはっちゃく / 山中恒 今のいじめっ子とは一味ちがうぞ

今日は児童文学作家、山中恒さんの「あばれはっちゃく」です。
個人的にはあまり読んだことのない作家さんですが、大林宣彦監督の「転校生」の原作者(おれがあいつであいつがおれで)ということで有名です。
この「あばれはっちゃく」1979年よりテレビシリーズが放映されていましたので、原作も同時期に書かれたのかと思っていましたが、以外に古く1970年6月~1972年3月まで読売少年少女新聞に掲載されていました。
テレビシリーズとしては79年からスタートし80年半ばまで続いた人気ドラマであったのは優等生的子供ドラマのケンちゃんシリーズから「あばれはっちゃく」の主人公、桜間長太郎のあばれんぼうだが憎めないキャラクターが新鮮だったのでは?

本書の「あばれはっちゃく」は桜間長太郎の小学校五年生から小学校六年生までの2年間をヒロイン宮本ヒトミちゃんへの淡い恋心を絡めながら進行していきます。ちょっと懐かしい気持ちに浸れる大人も楽しめる良書です。



ご来店有難うございました。

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