2013年12月12日木曜日

映画監督小津安二郎生誕100周年、俳優笠智衆が語る思い出。

本日、12月12日は映画監督、小津安二郎の生誕100周年にあたる日。
今回、ご紹介する本は、その小津安二郎作品の殆どに出演した、俳優、笠智衆が監督小津安二郎や同時撮影されていた大船撮影所での撮影秘話を語った一冊、「大船日記―小津安二郎先生の思い出」のご紹介です。

松竹キネマへは小津監督が1923年、笠智衆が1925年の入社。入社年が近い両者がその後、多くの作品で関わり、その後、監督の小津を師と仰ぐ関係となっていく。

入社以来、端役を演じることが多く、大部屋俳優時代が続く、笠智衆を起用し、1936年に「一人息子」、1942年には妻に先立たれ、男手一つで息子を育てる父親を演じた「父ありき」とその後の彼の俳優としてのイメージとなる「日本の父親像」が確立されるきっかけとなる。
個人的には、「男はつらいよ」の住職や、テレビドラマ「おれは男だ!」のおじいちゃんの印象が強く、「日本のおじいちゃん」のイメージですが。

そんな戦前、戦後の映画を通した、戦友であり、師弟ともいえる関係が語られる、今となっては貴重な一冊です。ご覧ください。


ご購入をお待ちしております。ご来店有難うございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿