最近では、わが家も含め、飾っている家もめっきり少なくなっていますが、わたしの子供の頃は、友達の家に遊び行くと必ずと言ってよいほど箪笥の上などに飾ってありました。
そんな衰退してしまった「こけし」ですが最近では女性のあいだで可愛らしい表情に癒し効果があるのか再ブームの兆しがあり、「こけし」の専門誌まで発行されているようです。
今日紹介する本は、そんな「こけし」の専門誌ではございません。可愛らしい「こけし」の隠された秘密を題材のした「こけし発生の謎 ―闇の中の間引き供養考」です。
この本は「こけし」の原型が江戸時代、飢饉に苦しむ人々が子供を育てることができなくなり、生まれた子供を間引いたことから、その親が子供を偲んで作られた人形ではないのだろうかという説を検証していきます。
「こけし」のイメージが東北であり、こけしがおんなの子を模した人形であることから、NHKのテレビドラマ「おしん」の厳しい農家の状況を思い出します。
それではこちらをご覧ください。
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